悪性リンパ腫の子とクローン病の親と。

クローン病の親の子が悪性リンパ腫(Tリンパ芽球性リンパ腫)に。 今の暮らしを日々伝えていくことが、同じような病気を抱えて暮らす人の何らかの助けになればと思っています。

長期入院にあたって特に重視したインターネット環境づくり

※長期入院中にYoutube(やGoogle Play Music、 AbemaTV、 Spotify、 AWA、 radiko.jp、 Amazon Music)を気にせず使いたいという人のインターネット環境の選択肢としては2017年8月現在、これ以上のものがないんじゃないかと個人的には思っています。

f:id:nyafutaisa:20170827200411j:plain

Youtubeを見ているとフタ桁ギガなんてあっという間(これは2017年8月25日のモバイルルータの写真)。長期入院のインターネット通信量(=モバイルデータ通信量)は地味に悩みの種ですが、うちの場合の解決策をこの記事でご紹介します。

長期入院中のインターネットの利用で悩んでいる人は、よかったら参考にしてみて下さい。

長期入院中の心配ごと

悪性リンパ腫の確定診断を受けたタイミングで心配になったのは、

  • 治療の成績・予後はどうなのか?
  • 学校はどうなるのか?
  • 彼の生活に欠かせないインターネット環境を自宅のLANがない病院という場所でどうするか?

ということだった。

初めは治療に関する心配が当たり前ながら大きくて、自分たちなりに色々調べたものの、専門的な教育を受けたわけでもなく実際に治療そのものを担えるわけでもないので、専門家たる小児腫瘍科の医師に任せるしかないと(消極的にではなく)結論づけた。

結果残った「学力維持のための学習のこと」と「長期入院中のインターネット環境を整備」してあげることが、彼の今後とまさに今の生活に役立つことだと考え、色々調べて結果落ち着いた選択について、記録しておこうと思う。

という中で、今回は3番目のインターネット環境について。

長期入院中のインターネット環境整備に際しての前提

まず、前提として以下があった。

  • 病室で繋げる公衆無線LANは当然ながらない
  • 故に、モバイルデータ通信で全てを担わなければいけない
  • 息子のスマホの使い方は、ほとんどがYoutubeの動画視聴・ゲーム・Webサイト閲覧。とくにYoutubeの利用頻度が突出して多い。つまり、通信容量を食う。
  • (詳細は今後書くが)おそらく入院中の学習はオンラインに頼る部分が大きい。データ通信量が多くなる要素が普段の使途以外にもある。

普段の使い方としても、それ以外の学習用としても動画を閲覧する機会が多くなり、おそらく数日も経たないうち帯域制限がかかって使い物にならなくなるだろうという懸念、というより確信があった。

長期入院中のインターネット環境として満たすべき条件

故に、以下の条件のいずれかを満たす必要があった。

  • いくら回線を利用しても定額である。
  • 相当の容量を消費しても、現実的な価格である。

前者については、過去に自分自身が利用していたぷららモバイルLTEの定額プランというものがあったのだけれども、まさかのサービス終了。他の同様サービスはあまりにも低速なので却下。 後者の条件を満たすサービスを調べることに。

が、おそらく1ヶ月に数十ギガ単位の消費を想定すると、どこもそこそこというかかなりの価格になることが想定された(格安SIMも含めて色々調べた)。

これはダメかなーと思ってたところで見つけたのが、BIGLOBEが出しているdocomo系の格安SIM

Youtubeをいくら見ても大丈夫というのが決め手に

比較サイトではないので、他社との細かい優位性とかはまとめサイトとかを見ていただければと思うのだけれど、BIGLOBE SIM(の、エンタメフリーオプション付き)がウチの息子の長期入院のインターネット環境として最適(というか一択)だったのが、エンタメフリーオプション」というYoutubeの視聴分がデータ通信の容量に算入されない(いわゆるカウントフリー)のオプションサービスを持っていたということ。これが決め手だった。

息子の利用パターンの場合、裏を返せばYoutubeさえ見なければ帯域制限内でまかなえるということ。なのでYoutubeが除外されるのであれば、全てがハッピーになるということ。

これであれば、仮に一日中Youtubeを見ていたとしても帯域制限超えで低速になるということが(うちの場合だと)無くなるだろうということでダメ元で申し込んだ。

1ヶ月40ギガ超の利用が、実質2〜3ギガ程度の利用に

あくまでウチの息子の場合と前置いて。

実際に今年の5月は1ヶ月まるまる入院していて、端末での利用容量カウントが40ギガ超だったのに対して、BIGLOBE SIMの利用実績としては2〜3ギガ程度。当然ながら格安SIMならではの安価な価格に収まり、まさに期待したとおりの結果となった(この記事の写真は8月のもの)。

ちなみにその後シェアSIMのサービスを使って家族全員の回線を某キャリアから全部BIGLOBE SIMに移し替えたところ、1ヶ月4万円近かった利用料が1万円程度に節約できたので、長期入院で色々入り用な家計にもだいぶ優しくなったのが嬉しい誤算。

乗り換え時には既存のキャリアからの引き留め工作を執拗に受けたものの、エンタメフリーオプションが決め手で乗り換えると伝えたところ、それは今はBIGLOBEしかないということですんなり引き下がってくれたので、この用途では現時点で一択だというのは多分間違いがないのかなと。

ただ、格安SIMの避けられない不便として、朝夕などの時間帯はどうしても速度が低下するので、そこだけはガマン。

あ、あと、データ通信を気にしなくて良くなったことで、親が望まない時も一日中Youtube漬けになってしまったのが、ちょっとした困りごとかも……

***

サービスの紹介ページは以下なので、同じように帯域制限で困っている人は検討してみると良いかもしれません。

悪性リンパ腫の子とクローン病の親と。

「今、しっかり暮らしているよ」ということを日々伝えていくことが、同じような病気で悩んでいる人を勇気づけることになるだろうとの想いから、病気に関する考察や治療に関する情報よりも、日記的な記述が多くなっています(そもそも医学的・専門的な知識がない中で、正確なことは書けないし)。

病気や治療で投与する薬剤や各種支援制度についての記述も稀に行いますが、相対的に情報の正確性が高いと思われる政府機関をはじめとした公的機関からの引用や、それらへの参照に限るように心懸けています。

上記のように、記載内容の正確性や信頼性には一定の配慮はしていますが、必ずしもそれらを保証はしません。

また、このブログの記載内容をもとにした他者の行動とその結果に対して、一切の責任を負いかねますこと、ご了承ください。

Copyright © 悪性リンパ腫の子とクローン病の親と。