今日病室に入って目に入った息子の顔は、泣きそうなのを堪えているような顔だった。
副作用が出始めて体調的にしんどくなってきているのがメンタルに影響しているのもあるんだろう。
自分が過去にクローン病で入院していた時も、いくらポジティブに考えようと思っても「今しんどい」「痛い」「キツイ」というものがそういったポジティブな感情を根こそぎさらっていってしまうということを何度も経験していたので、おそらくそういう感じなんだろうなと思う。
ポジティブに考えたり、ネガティブに考えたり、それを繰り返しているうちに金属疲労のようにだんだんと心の強度が落ちていってしまう。
人はそれを個人の強さや弱さに帰結させたりするけれども、それは違って。
色々吹っ切った先にはまた違う光景があるというのは、それもまた自分の経験としてわかるんだけれども、今まさにその渦中にいる人にとってはそれが全てであるわけで。
体力的にも精神的にもしんどいだろうから、あまり干渉しすぎず、とはいえ離れすぎずで見守っていきたいと思う。