悪性リンパ腫の子とクローン病の親と。

クローン病の親の子が悪性リンパ腫(Tリンパ芽球性リンパ腫)に。 今の暮らしを日々伝えていくことが、同じような病気を抱えて暮らす人の何らかの助けになればと思っています。

人の目が気になる

入院治療から通院治療に換わって治療強度も低くなったこともあり、だんだんと髪の毛が長くなってきている。

見た目的には気合いの入った高校球児よりちょっと長いくらい、なにも言わなければ普通の坊主という感じの見た目になってきたものの、本人的にはまだ帽子を外すことに抵抗感があるらしく、学校に許可を得て帽子を被ったままで学校生活を送っている。

一方で、今年中学校に入学したばかりの妹の友達は、そのように「少し目立つ」兄についていろいろ詮索してくるようだ。

昨年2年生になったばかりで診断がついて入院することになった時は、自分が直接クラスの生徒に説明をしにいった。

病気のこと。世間一般で言われている病気のイメージ、一方で統計的に明らかになっている病気の経過、その情報ギャップの要因など。

当時彼らは非常に真剣に聞いてくれて理解もしてくれたように思っていたが、それはそれまで一緒にいた友達だったからということと、たった1年とはいえ学年が進んでいることによる精神的な成長による部分が多かったように(いま振り返ると)思う。

妹のクラスメイトにとっては兄はただの他人でしかなく、興味の対象でしかない。そしてまだ小学校から上がったばかり。

妹は妹で自分のなかでちゃんと線を引いてうまくやっているようだけれども、もしかしたらそういう兄の存在が重荷になるときが来るかもしれない。逆もしかり。

犯罪を犯した訳でもなく誰に非があるわけではないけれども、このようなある種の負い目を感じる状況に置かれてしまうこともまた、がん治療の難しさであるとしみじみ思った。

悪性リンパ腫の子とクローン病の親と。

「今、しっかり暮らしているよ」ということを日々伝えていくことが、同じような病気で悩んでいる人を勇気づけることになるだろうとの想いから、病気に関する考察や治療に関する情報よりも、日記的な記述が多くなっています(そもそも医学的・専門的な知識がない中で、正確なことは書けないし)。

病気や治療で投与する薬剤や各種支援制度についての記述も稀に行いますが、相対的に情報の正確性が高いと思われる政府機関をはじめとした公的機関からの引用や、それらへの参照に限るように心懸けています。

上記のように、記載内容の正確性や信頼性には一定の配慮はしていますが、必ずしもそれらを保証はしません。

また、このブログの記載内容をもとにした他者の行動とその結果に対して、一切の責任を負いかねますこと、ご了承ください。

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