ニュースである日本人登山家の死の報に触れた。
彼のことは仕事で懇意にしている取引先が支援をしていたこともあって比較的身近な存在であっただけに、まさかの死の報には少なからず驚かされた。
が、彼のこれまでの活動内容から、いつかこうなるだろうなと思っていたいつかが今来てしまったんだなというような、ある意味ですんなり受け容れる気持ちもあった。
彼は非常にチャレンジングな活動を続けていて、何度も命の危険にさらされながらも困難を乗り越えてきた。
それを称えることはもちろんやぶさかではないし、実際にそういう気持ちを持っていたことは確かなのだけれども、一方で進んで命を危険にさらしているようにも見える行動を理解しがたいという気持ちが、とくに息子が病気になってからは強くなった。
生き方は人それぞれで、考え方も価値観も人それぞれ。
モヤッとした頭の中を可視化する技量を持たないのだけれども、そういったことを考えた報だった。