自宅での治療に入ってから、抗がん剤としては
- 毎日眠前のロイケリン
- 週末眠前のメトソレキセート
の2種を飲み続けることになっているのだけれども、まさかまさかの内服拒否が知らないところで起きていたことが昨夜判明。
薬包を持って、洗面所で飲むよと洗面所に行って出てくるまでの時間が妙に短かったのが気になったので、ゴミ箱を見てみたら、予感的中。
開包していないままのロイケリンがゴミ箱に捨てられているのを発見。
聞くと、粉薬を飲むのがどうしても苦手で気持ち悪くなってしまう(飲む際の瞬間的な気持悪さで、薬の作用によるものではない)から、飲んだふりをしてしまう日が数日あったそう。
もはや記憶レベルなので何日飲んでいない期間が続いていたのかを正確に確かめる術はないものの、これがいかに重要な薬で、飲まないことによってどんな悪いことが起こるのか(正確には起こる可能性が上がるのか)について、1時間ぐらい説教した。
そして、飲みづらいならオブラートの包みに入れるなどの工夫はできるから、ということで決着した。
たまたま今日が通院の日だったので医師にそのことを報告すると、服用期間を計画より延ばしましょうということで、すんなり話は終わったらしい。
推測するに、こういったことは良くあることなんだろう。
ちなみに本人からなぜ飲まなかったのか? を聞く過程で「ずっと薬を飲み続ける生活から解放されたかった」主旨の発言があった。
そこは確かにそうで、親としても生活に制限が出ている状態をとても可哀相に思うけれども、とはいえ制限のない生活に戻るための今の制限なので、そこは目的意識をもって頑張っていこうという話をするしかなかった。
今日の診察では、血液検査的にはとくに問題がなさそうで、ここしばらくの肺の影についても呼吸器専門の医師の見立てとしても腫瘍ではないということで、まずは一安心。
ほんとに、色々なことがあるもんだ。