悪性リンパ腫の子とクローン病の親と。

クローン病の親の子が悪性リンパ腫(Tリンパ芽球性リンパ腫)に。 今の暮らしを日々伝えていくことが、同じような病気を抱えて暮らす人の何らかの助けになればと思っています。

無事入学手続きを終えて思うこと

題のわりに大したことではないけれど。そしてとりとめもないこと。

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合格発表を受けて、先日入学手続きを済ませてきた。

学費の納入・必要書類の提出とともに、入学のしおりなるものをもらった。

そこには、入学式までの説明会などの日程と、入学してからの年間行事のカレンダーが載っていた。

年間行事のカレンダーには、1年次だけでなく2年次・3年次の行事も載っている。

なので、3年次の冬にはセンター試験期間、などというものも当然書いてある。

大学入試が終われば、今と同じように入学手続きをして、同じようにガイダンスをもらい、同じように年間行事カレンダーを目にするんだろう。

と、今回もらった冊子を一通り読みながら、3年後、さらにその4年後のことに思いを巡らしていた。

病気がわかったときは明日のことすら考えられなかったし、ましてや中学校を卒業するのも夢みたいに思っていた。

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現在は、まだ治療中。

入院しているわけではないけれど、毎日の抗がん剤内服と月に1度程度の通院での在宅治療を継続している。

通院の日が近づくたびに、悪い結果がでたらどうしようとビクビクし、終わって問題無いとわかるたびにホッとする、そんな金属板を折り曲げ延ばし・折り曲げ延ばしのようなことを続けている。

心配で、闘病ブログなどを探して読んだりし、今まさにしんどい時期を送っている人の悲嘆なつづりを見てはなんとか良い方向にと思い、治癒して楽しく生活を送っている人の記録を読んでは(実のところ、このタイプのブログは少ないんだけれども。無沙汰は無事の便り、だから。)、羨ましく思い。

一人一人状況が違うのに、他人の記録を読んで一喜一憂してはいかんなと思い、論文や統計に目を通したり(これまた実のところ、すでに読んだものばっかりだったりするので、なにがどう、というわけでもない)。

普通であろうと思いつつも、なかなか普通でいられない自分に、葛藤を感じたりしている。

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なんにしても、当事者は自分ではないので、何かを強制するようなことは努めてしないようにしているし、これからもそうしていきたい。

強いてあげれば、処方された薬を確実に飲ませ、食生活を整えることぐらい。

彼は彼の人生を進んでいくわけだから、極力干渉せずに伴走していこう、負担にならないようにサポートしよう、と入学のしおりを見ながら思った。

 

そんな、とりとめもない話。

悪性リンパ腫の子とクローン病の親と。

「今、しっかり暮らしているよ」ということを日々伝えていくことが、同じような病気で悩んでいる人を勇気づけることになるだろうとの想いから、病気に関する考察や治療に関する情報よりも、日記的な記述が多くなっています(そもそも医学的・専門的な知識がない中で、正確なことは書けないし)。

病気や治療で投与する薬剤や各種支援制度についての記述も稀に行いますが、相対的に情報の正確性が高いと思われる政府機関をはじめとした公的機関からの引用や、それらへの参照に限るように心懸けています。

上記のように、記載内容の正確性や信頼性には一定の配慮はしていますが、必ずしもそれらを保証はしません。

また、このブログの記載内容をもとにした他者の行動とその結果に対して、一切の責任を負いかねますこと、ご了承ください。

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