題のわりに大したことではないけれど。そしてとりとめもないこと。
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合格発表を受けて、先日入学手続きを済ませてきた。
学費の納入・必要書類の提出とともに、入学のしおりなるものをもらった。
そこには、入学式までの説明会などの日程と、入学してからの年間行事のカレンダーが載っていた。
年間行事のカレンダーには、1年次だけでなく2年次・3年次の行事も載っている。
なので、3年次の冬にはセンター試験期間、などというものも当然書いてある。
大学入試が終われば、今と同じように入学手続きをして、同じようにガイダンスをもらい、同じように年間行事カレンダーを目にするんだろう。
と、今回もらった冊子を一通り読みながら、3年後、さらにその4年後のことに思いを巡らしていた。
病気がわかったときは明日のことすら考えられなかったし、ましてや中学校を卒業するのも夢みたいに思っていた。
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現在は、まだ治療中。
入院しているわけではないけれど、毎日の抗がん剤内服と月に1度程度の通院での在宅治療を継続している。
通院の日が近づくたびに、悪い結果がでたらどうしようとビクビクし、終わって問題無いとわかるたびにホッとする、そんな金属板を折り曲げ延ばし・折り曲げ延ばしのようなことを続けている。
心配で、闘病ブログなどを探して読んだりし、今まさにしんどい時期を送っている人の悲嘆なつづりを見てはなんとか良い方向にと思い、治癒して楽しく生活を送っている人の記録を読んでは(実のところ、このタイプのブログは少ないんだけれども。無沙汰は無事の便り、だから。)、羨ましく思い。
一人一人状況が違うのに、他人の記録を読んで一喜一憂してはいかんなと思い、論文や統計に目を通したり(これまた実のところ、すでに読んだものばっかりだったりするので、なにがどう、というわけでもない)。
普通であろうと思いつつも、なかなか普通でいられない自分に、葛藤を感じたりしている。
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なんにしても、当事者は自分ではないので、何かを強制するようなことは努めてしないようにしているし、これからもそうしていきたい。
強いてあげれば、処方された薬を確実に飲ませ、食生活を整えることぐらい。
彼は彼の人生を進んでいくわけだから、極力干渉せずに伴走していこう、負担にならないようにサポートしよう、と入学のしおりを見ながら思った。
そんな、とりとめもない話。