第7クールの投薬を終えた日に、息子がぼそっと言ったこと。
もう治療がいやだからというわけでもなく、ほんとにそう思って出たようなそんな言葉。
「いや、それでも残っているかもしれないから、念のためもう少し治療するんだよ」とは伝えるものの、一方でそういった感触・感想を持つこと自体はけして悪くないなと。
単なる本人の感覚でそこにはなんの根拠もないけれど、ただ治る・治っているというポジティブなイメージを持つことは、治療が良い方に働く要因ではないかと思う。
何かの本だか記事で読んだけれど、治療の効果は本人の精神状態に大きく左右され、楽観的な人ほど同じ治療でも効果が高いらしい。
それもまた確かではないけれども、とはいえ日本にも「病は気から」という言葉があるとおり、経験則としてそういうものが確かにあるんだと思う。
ほんと、残ってないといいよ。うん、残ってないよ。