第6クールの治療のために入院する息子の言葉。
そうだよね。嫌だよね。行きたくないよね。
辛いのがわかりきっていて、それでも行けるというのはなかなかないもの。
この言葉を聞いたとき、昭和の戦争で生きて帰れないと知りつつ旅立つ若者と送る親がどういう心境だったのかを考えた。
だれもがそうなりたくないと思いつつ、それでもそれを受け入れたのは、何かしらの狂気があったからだと確信する。
政治思想や特定の宗教に依った発言はしたくないけど、ついついそういったことに思いを馳せずにはいられない、そんな言葉だった。